10月13日(水)午後3時より、当組合研修室にて安全講習会を開催しました。この講習会は、林業労働力強化対策事業の一環として開催したもので、協力事業体と当組合の職員が参加しました。感染対策をし職員の出席は人数調整をして会場が密にならないように配慮しての開催となりました。
佐藤組合長の挨拶に始まり、防護衣・防護ブーツ・空調服の効果及び取り扱い方法については、秋田マッカラー(株)さんに説明頂き、空調服については実際にみんなで試着したり、既に導入済みの事業体の方と情報交換したりと具体的で非常に有益な内容でありました。その後、今回組合で全作業班に支給することにした簡易担架(キャリーフ)の使用法を実演しました。
最後に今事業の事務局である(株)森林環境リアライズさんから講評をいただきましたが、
「労災の事例で、早く搬送できていれば後遺症無く回復出来たはずの被災者が、搬送が遅れた為に重い後遺症が残ってしまったという事例があった。山の現場では、ここで災害が起きたら場所をどう説明しよう、どうやって搬送しようというシミュレーションは常に考えておいて欲しい」という話が印象に残りました。
林業に限らないかもしれませんが安全装備、装置は非常に高価で今事業や農中助成は非常にありがたい事業です。こういう後押しに応える為にも私達林業に携わる人間みんなが、「林業は危険なのが当たり前」ではなく「林業現場を安全な職場にしよう」という意識を持って一人一人自分の出来ることに取り組んで改善していけたらと思います。